「88 made」(登録者数1.77万人)よりご紹介します。
つまみ細工は、七五三・成人式・結婚式などの大切な晴れの日を艶やかに彩ってくれるアイテムです。
今回は、たくさんのつまみ細工の中から、洋風な髪飾り「ビオラパンジー」をご紹介します。
つまみ細工とは?
つまみ細工とは、江戸時代から伝わる日本伝統工芸のひとつです。
昔は、古くなった着物をリメイクしていました。
生地を小さな正方形にカットし、ピンセットで折りたたんで形成します。
簡単なのに仕立て方を変えるだけで、さまざまなな作品を作ることができますよ。
つまみ細工は2つの技法の組み合わせ
繊細な模様から一見すると難しそうに見えますが、つまみ細工の基本技法は2つのみなんですよ。
- 丸く優しい形の「丸つまみ」
- 細くとがった凛とした形の「剣つまみ」
この2つの技法の応用と布の種類や大きさ、色合いを工夫して、様々なモチーフを作り出しているんです。
そして今回紹介するビオラは、丸つまみを応用して作ったつまみ細工の中でも珍しいものとなります。
洋風の鮮やかな花の優しい風合いを、すてきに表現していますよ。
花に近いイメージで布を染色する
花は正方形にカットした布と、でんぷんのりとピンセットを用いて作っていきます。
イメージする花の色がない場合は、動画のように白地のちりめんを染めてみましょう。
ちりめん布は、100円ショップでも取り扱いがあるので、初めての方でもチャレンジしやすいですよ。
- 専用の染色液
- 100円ショップのパステル
- 100円ショップのアルコールマーカー
パンジーやビオラといえば、黄色や紫がイメージカラーですよね。
紫のちりめんを花びらに使っている人もいますが、こちらの動画では優しい色合いを重視して作られています。
ちりめんの折り方によって、染めた場所が出てくる位置が違うので、動画を参考に布を染めてみましょう。
このようにつまみ細工は、イメージする物をどのように表現するかで仕上がりが大きく違ってきます。
紅白のつまみ細工は晴れの日に最適ですが、優しいグラデーションの髪飾りは普段着にも合わせやすいですよ。
つまんで花びらを作る
花びらは、丸つまみを応用した「ひだつまみ」という技法を使っています。
動画では、基本のつまみ方が一連で見ることが可能です。
初心者の方は、始めにそちらをチェックすると作り方がよくわかります。
- ポイントはつまみ方。
- 動画のボンドの付け位置や指の動きに注目しましょう。
形に組み立てていく
次に、仕立て方を見てみましょう。
花びらのつまんだ部分にペップを入れて、パンジーらしさを表現している。
細かいポイントですが、ペップを入れると入れないとでは、花のイメージも大きく違ってきます。
このひと手間で優しい生地の色合いにアクセントが加わり、繊細な花モチーフを彩りますよ。
髪飾りだけでなく、ピアスなどのアクセサリーとして仕上げても可愛いですね。
作品は、Uピンにつけて髪飾りに仕立てていました。
奥が深いつまみ細工の世界
つまみ細工は、簡単なのに奥が深い世界です。
今回の作品は、花びらの数も少ないので初めての方にもおすすめとなっています。
動画を参考にして、つまみ細工にチャレンジしてみてくださいね。
和柄やちりめん柄、絹などの光沢のある生地を使い、花びらや葉っぱ、小鳥などのモチーフをはなかんざしや花櫛に仕立てる。