「縫製ばぁ【縫製バラエティ】」(登録者数5.16万人)よりご紹介します。
今回は、岡山県にある糸の工場に静岡から単身で飛び込んだ女性のインタビュー動画のご紹介です。
「工場に興味がある方」「ソーイングを仕事にしている方」にぜひ見ていただきたい動画となっています。
驚きの本数の糸を結ぶ仕事
「工場で働く」というと単純作業で機械の歯車のようなイメージはありませんか?
しかし実際はそうではないようです。
この動画では、入社2年目の若手で活躍する女性社員の方がインタビューに答えています。
一度に驚きの本数の糸を機械に結びつけています。
しかも、一本でもきちんと結べていないと製品になりません。
作業は単純ですが、そのあとの工程に響く重要な仕事です。
衝撃の本数が知りたい方は、ぜひ動画でチェックしてください。
転職を決めたのは人柄だった
動物関係の仕事から、心機一転工場に就職したきっかけは、あるテレビ番組を観たことだそうです。
テレビ番組の内容は、動画内のインタビューで紹介されています。
その後、実際に旅行に訪れて街の魅力に惹かれ、移住して工場に勤める決断をしました。
接客業から転職する人が多いのはなぜ?
この工場では、接客業から転職してくる人が多いそうです。
「接客業が嫌いになった」というようなネガティブな理由ではありません。
接客業にはない魅力が工場には隠されています。
やりながら覚える勉強
毎日勉強することがたくさんあり、人から教えてもらう座学ではなく、作業をやりながら覚えていく勉強です。
工場の勉強と座学の勉強はどう違うのでしょうか。
工場では「糸」が色々なことを教えてくれるそうです。
糸が教えてくれる勉強とは、一体どんなものなのか気になる方はぜひ動画をご覧ください。
生き生きと語る女性の様子から、糸の勉強が素晴らしいものであることが伝わります。
実際に手を動かして肌で感じるとることが勉強なのですね。
糸を巻くのは機械ですが、動かしているのは人間です。
まずは人の状態が安定していなければ、製品の品質をたもつことはできません。
人が足りない状況
工場は、少人数で様々な素材を扱わなければなりません。
「綿」「麻」「ナイロン」「和紙」などそれぞれの素材がもつ特徴を感覚で理解し、機械をつかって操っていきます。
周りの工場も人手不足の状況だそうですよ。
日本にある織物文化を守りたいのに、一緒にやってくれる人は足りていないのが現状です。
次の世代が入ってこなければ、文化を引き継ぐこともできません。
なぜ人が集まらないのでしょうか。
動画では、人材が集まらない原因が分析されています。
イメージと実際の工場のとあるギャップが、人材不足につながっているようです。
勘違いで人材不足が深刻になっているんですね。
工場の仕事は常に学ぶことがあり、自己成長につながります。
入って一週間で自分の仕事をまかされ、2年で責任ある仕事をするそうです。
少数精鋭だからこそ、最初から責任ある仕事ができて楽しいそうですよ。
小さな「できた」が達成感
まったくの未経験から工場の仕事を始めたことで、毎日が新鮮で発見があるそうです。
小さな「できた」の繰り返しがやりがいのある楽しい仕事につながるのではないでしょうか。
インタビューの女性は仕事を極めていく中で、糸と会話ができるようになったそうです。
工場には様々な機械があるので、自分にむいている仕事が必ず見つかりますよ。
工場の仕事は、イメージと実際の仕事にギャップがあるようです。
思い切って飛び込むことで、今まで知らなかった自分に出会えるのかもしれません。
工場や糸の仕事に興味のある方は、ぜひこの動画をご覧ください。
彼女が任されている仕事は、染色を終えてロープのように束になった糸を一本ずつ串に結んでいく作業です。