【取材】話題の革のミシン屋さんに気になる話を色々聞いてみた

動画のサムネイル画像。
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「縫製ばぁ【縫製バラエティ】」(登録者数5.17万人)よりご紹介します。

兵庫県神戸市にある革のミシン屋さん「田中ミシン」に行き、取材とインタビューを行っている動画です。

縫製が好きな方はもちろん、珍しいミシンが見たい方、日本のものづくりに興味がある方はぜひ動画をチェックしてみてください。

ここでしか買えない珍しいミシンが大集合

革靴の底がついたまま縫うことができるミシンを紹介している様子。
出典 : YouTube

田中ミシンでは、おもに革製品を縫うときに使うミシンを専門的に取り扱っています。

会社に入ると、部屋一面ずらっと一面にミシンが並んでいてその光景は圧巻です。

ミシンというと、多くの方は家庭用のミシンしか見たことがないかと思います。

平安きりん

田中ミシンで扱っている工業用のミシンは、見た目や機能が普通のものとは全く違いますよ。

例えば、動画の冒頭に出てくる八方ミシンはドイツ製のもので、縫う方向を旋回できるという機能つきです。

これは革靴などを縫うときに用いられ、靴底がついたまま縫うことができるような作りになっています。

一言で「革のミシン」と言っても、クロム革・グローブのような革・ヌメ革など、その種類はさまざまです。

作り方や糸の種類によって、全く違ってくるところが奥が深いですね。

お客様の作りたいものをしっかりとヒアリングし、要望に合った適切な機能をもつミシンを提供されています。

動画では「ミシンを買うときの決め手は?」という、ミシンのプロにぜひ聞いてみたい質問もしていますよ。

プロならではの答えが聞けるので、気になる方はぜひ動画をご覧ください。

親子三代続く老舗ミシン屋さん

社長を含む親子三代が並んでインタビューを受けている様子。
出典 : YouTube


中でも社長の息子さんである田中翔さんは、若くしてお店の顔でもあります。

今回のインタビューを見ていただくとわかりますが、縫製やミシンやアパレルに対してとても熱い想いをもたれていますよ。

翔さんは、ミシンのことを発信するためにInstagramやYouTubeもやっています。

Instagramのフォロワーは何と2.2万人と、人気のアカウントです。

それを見た方がミシンに興味をもったり、お客様が自力でミシンを直せるようになるきっかけになっています。

消費者に日本のものづくりを知ってもらいたいという思いをもって、発信を続けられているそうです。

ミシン自体のスペックの高さももちろんですが、ものづくりに対する真っ直ぐな気持ちが翔さんの言葉から伝わってきます。

年々ミシン屋さんは減っていますが、こんな風に業界を盛り上げている若い方もいるということを知ることができました。

翔さんのような方からミシンを購入すれば、今後もずっとメンテナンスや修理をお願いできそうだなという安心感もありますね。

お客様の「こうしたい」を実現する

それぞれの要望にあわせて手作りしたアタッチメントを紹介している様子。
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動画の最後では、総合送りミシンという珍しいミシンが紹介されています。

これは外押さえと中押さえと針が一緒になって動くミシンです。

こういったミシンができる背景には、お客様の「こうしたい」という要望があります。

そのために独自のアタッチメントを手作りし、何度も修正しながら求める機能に近づけていきますよ。

田中ミシンはもともと靴の縫製メインでしたが、最近はカバンを作る方が増えてきました。

そんな背景もあり、翔さん自身が2~3年かけてバッグ教室に通い、カバンの縫い方を学んだそうです。

実際に自分で縫ってみて、はじめてわかったことが沢山あったと話されています。

カバンにはどのようなアタッチメントが必要なのか、どんな機能があったら良いかなどが見えてきたそうです。

常にお客さん目線にたって、求められることを実現していく様子はまさにプロの仕事ですね。

動画内では、そんな仕事に熱いエピソードがたくさん聞けますので、ぜひチェックしてみてください。

楽しく縫製を学べるチャンネル

今回は、革のミシン屋さんに行って取材とインタビューをする「縫製ばぁ【縫製バラエティ】」の動画をご紹介しました。

このチャンネルでは、楽しみながら縫製を学ぶことができ、デニムが好きな方や縫製に興味がある方におすすめです。

実際に現地に行って取材をされているので、より現場の仕事がリアルに伝わります。

この記事を読んで少しでも興味が湧いた方は、是非「縫製ばぁ【縫製バラエティ】」の動画を覗いてみてくださいね。