
「カミヤ先生のDIY!家具教室」(登録者数12.4万人)よりご紹介します。
カミヤ先生のDIY!教室では、DIYの技術を広めるためたくさんの動画が配信されています。
「気になる」「知りたい」という動画が必ず見つかるので、DIY初心者におすすめのチャンネル。
中には、生徒の質問返しを動画として配信していることもあります。今回の動画は、
ホゾ穴の作り方を教えてください。
カミヤ先生のDIY!教室の生徒より
という質問に答える形で作った動画です。
ホゾとホゾ穴ってなに?

初心者には「ホゾ」や「ホゾ穴」という専門用語もよくわかりませんよね。まずは、用語について説明したいと思います。
木材に使われる接合方法です。ぴったりくっつけることで接合し、強度が増します。
凸をボゾ、凹をホゾ穴と呼びます。ビス留めするだけでは弱いところも、ホゾを組むとしっかり接合されます。
DIYでは、棚やテーブルなどの家具で使う方法ぴったり組み合わせるように掘るため、難易度は高め。
ボゾ盤という電動工具もある

これは、ホゾ穴を開ける専用の工具「ホゾ盤」です。見た目通り、形も大きく10万円近くする高価な電動工具。
自動でホゾ穴を開けられるのでかなり便利ですが、頻度が少ないためDIYではあまりおすすめではないそう。
そこで今回は、手動でホゾ穴を開ける方法をご紹介します。

今回は角ノミを使ってホゾ穴を作る動画ですが、ノミだけで作るホゾ穴の作り方を紹介している動画もあります。
記事の最後にリンクを貼っておくので、合わせてチェックしてみてください。
ホゾ穴作りに必要な材料

まずは、ホゾ穴を作るために必要な材料を紹介します。
- 角ノミ(ドリルがセットになっている)
- ノミ
- かなづち
角ノミとは、四角または長方形に穴を開ける工具です。
ホームセンターなどに、角ノミまたは角穴ドリルという名称で取り扱いがあります。
- 6mm
- 8mm
- 10mm
- 12mm
- 18mm
などがあります。
価格も1000円前後なので、角ノミを持っておけば四角や長方形の穴を開けたいときに便利です。
開けたい穴に合わせて持っていると便利ですが、小さいサイズを持っておけば、ある程度サイズ対応できます。
例えば、本棚や靴箱、ドア受けなどで使われる技です。
角ノミの使い方

角ノミは、ドリルと角型のノミがセットになったものをいいます。
ドリルで下穴を開け、外側のノミで四角のあたりをとったり、深さをとったりできます。
詳しい使い方やポイントは、動画をチェックするととてもわかりやすいですよ。
最後はノミを使って、穴を整えます。

どんなときにホゾ穴を開けるの?
ホゾ穴は、職人さんの基本的な技法の一つで建築、建具や家具作りで、よく使う技法です。
- 木材同士の接合として
- 金具を取り付けるために穴を開ける
ホゾで接合すると、隙間なくぴったり組み合わさります。
凸凹が噛み合ってしっかりした接合ができるので、木の歪みや反りにも順応できます。
そのため、長い間安定した型を保つことができるといわれ、神社仏閣や日本建築に使われています。

まさに大工職人技って感じですね。
ノミだけでホゾ穴を開ける動画も

合わせて、ノミだけでホゾ穴を開ける方法もチェックしてみましょう。
数が少ない場合は、角ノミやノミだけで開けることができますよ。
場合によっては、トリマーやルーターを使えば、ホゾ穴を作ることも可能。

ホゾの開け方はひとつではないので、板の厚さやはぎ合わせ方に合わせて決めるといいですよ。
動画は5分程度で視聴可能。工具はホームセンターでも手に入るので、工程や使い方は簡単です。
今回はホゾの開け方や角ノミの使い方がわかる動画を紹介しました。
手作業なので時間がかかりますが、正確に開けることができれば、職人の第一歩に近づけます。ぜひ、動画をご覧ください。
また、カミヤ先生のDIY!教室では、他にもおすすめ工具や使い方など、知りたいDIYの知識が満載ですよ。
建具や家具に使われる接合方法の一つで、ホゾとホゾ穴は2つでセット。木材を凸凹の形に切り落として接合させます。