「掃除塾のミナミさん」(登録者数2,520人)よりご紹介します。
今回は「茂木和哉お風呂用洗剤 なまはげ」のある成分について、解説している動画を紹介します。
「掃除塾のミナミさん」は大学や社会人になってからも菌や界面化学を学んでる方で、動画はとても勉強になりますよ。
- 環境によくない成分とは?
- リンが与える影響
- 無リン化の動き
- 洗剤の成分を知ろう
これまで成分表をあまり気にしてなかった方でも、知っておいて損はない情報が出てきますよ。
また、今回紹介される成分について知ることで、ちょっと意識が変わって過ごせるようになるかもしれません。
ぜひ動画をみて一緒に学んでいきましょう。
環境によくない成分とは?
試してみようと買った洗剤について、改めて成分表を確認したところある成分が含まれていました。
それが「リン酸」です。この洗剤には8.5%のリン酸が含まれています。
「掃除塾のミナミさん」はリン酸が使われている洗剤は使用しないように決めているそうですよ。
動画では、使用しない理由を2つ紹介しています。
- 環境に悪影響を与える
- 自治体によって条例でリンを含む家庭用合成洗剤の使用や販売が禁止されている
条例で使用も禁止されている成分があるとは、驚きですね。
動画もチェックしてみてください。
リンが与える影響
リンは洗浄力を高めてくれる成分です。なので、昔は洗剤によく使われていました。
しかしながら、リンを含む廃水が河や海に流れ込むと生態系や環境に影響がでることがわかりました。
そういった影響から被害が起きる現象を「富栄養化」というそうです。
- プランクトンが大量発生し、生態系に影響がでる
- 水が異臭を放つ
- 赤潮が生じる
富栄養化は、1965年頃から欧米で社会問題となりました。
日本でも琵琶湖を水源とする地域で被害が生じ、1980年頃に条例が公布されることになったそうです。
その為、地域によってはリンを含む洗剤の使用や販売が禁止される条例があるのですね。
どんな被害が起こったのか、ぜひ動画をみて確認してくださいね。
無リン化の動き
リンによる社会問題をうけて、大手メーカーでは洗剤の無リン化を行ってきました。
スーパーなどで見かける洗剤の中で、リンが含まれているものはほとんどありません。
ただ、今回紹介しているような、ちょっと珍しい洗剤には少しですがリンが含まれている場合があります。
同じ洗剤を持っている方、使ってはダメということではないので安心してくださいね。
ただし、みんなが軽い気持ちでリンが含まれる洗剤をどんどん使ってしまうとどうなるでしょう。
環境問題につながる可能性があるということです。
こういった環境への意識はEUや欧米諸国をはじめ、高まっています。
コストがかかっても環境に良い成分で洗剤を作っているメーカーもありますよ。
洗剤の成分を知ろう
「掃除塾のミナミさん」では、動画を見ている方にある視点を持ってほしいと呼びかけています。
汚れが落ちるかどうかだけではなく、「環境への意識も持って洗剤を選んでほしい」とのことでした。
成分を見るポイント
洗剤を選ぶ時、成分に詳しくない人はどうやって選んだらいいか悩みますよね。
そんな時はこの動画を見て学んでみませんか。
長いカタカナ名のたくさんの成分を覚えるのは難しそうです。
その為、動画に出てきた環境によくない成分のみ覚えておくのはどうでしょうか。
「リン」は短いですし、簡単に覚えられそうです。
次に洗剤を買う時はちょっと成分を見てみるといいですね。
正直でわかりやすい動画
動画では字幕がでてきますし、重要なポイントは文字が大きくなったり色がついているので印象に残ります。
また、実際に起きた現象の画像などもあり、わかりやすいですよ。
音が出せない環境でも見れる動画で親切ですね。
他にも様々な洗剤を取り上げてメリットデメリットを説明してる動画がたくさんアップされています。
今回のように、よくないなと思ったことも発信していくそうなので、ぜひ動画を見て学んでいきましょう。