[能面技法]仮面の面白さを世界に発信する木彫仮面作家・博光

短髪の男性がひょっとこのお面を両手に持ち、正面に向かって微笑んでいる。男性は紺色の法被を着て、白い壁の前にいる。
出典 : ハンドメイドチャンネル

世界で注目されている作品を生み出す作家、面打ち師・木彫仮面作家である博光(山本博之)さんをご紹介します。

SNSなどを通じて木彫仮面の魅力を発信しており、Instagramのフォロワー数はなんと6.1万人もいるという大注目の作家さんです。

平安きりん

特に海外の方からの人気が高く、世界各国から注文を受けているのだそうですよ。

面打ち師って?木彫仮面って?

「面打ち師」や「木彫仮面」というワードを初めて目にする方もいるかと思います。

面打ち師

日本の伝統芸能である能や神楽で使われる面を作る職人

そして「木彫仮面」とは文字通り木彫りで作られた仮面のことです。

博光さんは能面作りの技法を使ってオリジナリティ溢れる仮面を作っていらっしゃいます。

表情豊かな作品の数々

9つの仮面の画像が縦横3列づつ並んでいる。上段左上からひょっとこ、緑の龍、白髭で赤い顔天狗。中段左から怒っているような表情の赤い顔、青い鴉天狗、緑の河童の画像。下段左からニヤッとした表情のたぬき、虎、猿。
出典 : ハンドメイドチャンネル

伝統的な能面というと、落ち着いた色味の人や鬼のお面をイメージすることが多いと思います。

ですが、博光さんのお面の種類は実に幅広く多彩なのです。

博光さんの作品を初めて目にした方は、高度な技術作品の数々に驚くと同時に「面白い…」と思われるのではないでしょうか。

平安きりん

作品それぞれの表情も豊かで、非常に迫力がありますよね。

博光さんは日本の神話や民話などに登場する天狗や狐などを中心に、購入者のニーズに合ったオリジナル作品を製作しています。

作品は能面技法を使い、一つひとつ時間をかけて丁寧に作られているので、現在は納品まで3年待ちというのも頷けます。

作品の面白さの秘密は人柄の面白さ?

畳の部屋で男性がひょっとこのお面を被り、のみで仮面となる木を削っている。男性は茶色の台に乗り、木が動かないよう足で固定している。男性の後ろにはカーテンと白い壁が見える。
出典 : ハンドメイドチャンネル

こちらの画像、とても面白いですよね。

博光さんはただ作品を作るだけでなく、こうして作ったお面を被ってその「面白さ」を最大限に伝えているのです。

作品から溢れ出る魅力の大きな要素の一つは、博光さんの人柄なのかもしれません。

平安きりん

作家本人が楽しんで作っているからこそ、素晴らしい作品が生み出されているのですね。

博光さんが配信している仮面制作動画はどれもとても楽しいので、ぜひ一度チェックしてみてください。

博光さんの作品の写真や動画を見ているうちに、いつの間にかその魅力に引き込まれてしまいますよ。

いざ、“博光面”の世界へ

緑の龍のお面を被った人物が、左手でひょっとこのお面を被った男性を握り掴んでいる合成写真。龍の人物はひょっとこの男性を睨み、ひょっとこの男性は右手を伸ばして逃れようとするポーズをしている。
出典 : ハンドメイドチャンネル

博光さんは、古典的な能面技法からオリジナリティに富んだ仮面を数々生み出し、その面白さを多くの人へ向けて発信しています。

伝統だけに縛られない博光さんが目指すのは「博光面」なのだそうです。

ぜひ、もっともっと博光さんと木彫仮面の虜になっちゃいましょう。

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