【作品の価値って誰が決めるの?】作品の単価はこうして決める

元フルタイム教員の齋藤たかえさんが運営するYouTubeチャンネル「 齋藤たかえ 」(チャンネル登録者数625人)では作家として生きる方法や考え方、ご自身がハンドメイド作家として泣いて笑って経験してきたことをたくさん発信しています。

作家さんのプチ集中講習と題して『安いままなんじゃないか』をひっくり返していく発信方法 が紹介されていますので、是非参考にしてみて下さい。

出典:YouTube

1.誰もが一度は悩む壁、作品の価格設定

お勧めするこの動画のテーマは、ハンドメイド作家であれば誰もが一度は悩むであろう「作品の価格設定」について説明しています。

私も経験がありますが、先ずは材料のコストや労力に対する対価を考えて価格設定するケースが多いのではないでしょうか。

費用を積み上げてコスト算出し、そこに利益を乗せるという方法ですね。

経験を積んで品質が向上し、売れて人気が出てきた作品は少し単価を上げて、売れていない作品は少し値下げをして全体の利益バランスを取るというような感じが多いと思います。

この動画では「先ずは作家さん本人がその作品をいくらで売りたいかを決める」というようにゴールから決めるべきだと説明しています。

そして、そのゴールに向けて作品の価値を高める為の努力や工夫をする事が必要と話しています。

前半はこの単価設定について、ホワイトボードを使ってとても分かりやすく説明されていて大変参考になります。

動画前半はホワイトボードを使って作品の単価設定について説明しています。
出典:YouTube

2.作品に込めた想いを発信する

作品の価値を上げるのは作家さんの知名度や品質だけではない、作品に込めた想いやコンセプトを発信する事で作品の価値が向上すると話しています。

自分が購入者の立場で作品を見る時は、最初に好みの形や色などの見た目を重要視しますよね。

気に入ってそのまま即購入する場合もありますが、ハンドメイド作品であればその作家さんのプロフィールを見る事も多いと思います。

そこで初めて作家さんが作品に込めた想いなどを知ることとなるのですが、その想いを積極的に発信していこうというお話です。

実際に実行されている方も多いと思いますが、作品の一部や包装の片隅、同封する名刺などにURLやSNSアカウントなどを記載するのも良い発信の方法ではないでしょうか。

作品の価値を上げるには作品に込めた想いを発信することが必要と説明しています。
出典:YouTube

3.わかりやすい例を使った説明

動画の中では南アフリカ共和国でハンドメイドされている「ソネングラス」を例としてお話されています。

このソネングラスに書かれている「Handmade」「SouthAfrica」「Hello Sunshine」などの表記だけでも、ソネングラスが作られている風景やそれを使用して勉強している南アフリカの子供達の風景などが浮かんでくるように、作品に込めた想いをしっかり発信していると話しています。

話を聞いているうちに、私もこのソネングラスに興味がわいてきていろいろと検索してしまいました。

ただのソーラーライトがほしい人は100均の商品を買えばいい。

ハンドメイド作品を手にする方は、そこに込められた想いに共感して購入するというお話です。

とても腑に落ちる説明なので是非参考にしてみて下さい。

南アフリカ共和国でハンドメイドされたソネングラスを例に分かりやすく説明しています。
出典:YouTube

4.作品を通じて何を伝えたいか

動画の終盤ではたかえさんの説明に身振り手振りが加わり力が入っています。

元教員というだけあって分かりやすく伝えたいという気持ちがとてもよくわかります。

「作家さんの悩みに応えたい」というたかえさんの想いが伝わってくる熱い動画になっています。

たかえさんの作家さんに伝えたいという想いが伝わる力の入った説明です。
出典:YouTube

この動画をはじめこのYouTubeチャンネルにアップされている動画には、『作ることをを仕事にしてます!』 って言える仲間を増やしたいというたかえさんの気持ちが伝わってきます。

他の動画も「作家さんの悩みに応えたい」という想いで発信されている物なので、必ず良いアドバイスとしてご覧頂けると思います。

YouTubeチャンネルの概要に公式サイトやSNSの記載がありさっそく覗いてみましたが、とても興味深い内容の物ばかりでした。

こちらもチェック!
ハンドメイドチャンネルのインスタグラムに齋藤たかえさんのインタビューを掲載していますので覗いてみて下さいね。