cocotte coco(登録者6.13万人)では、紫陽花をイメージしたメリーゴーランドのメイキング動画を公開しています。
大人も楽しめるゆめかわいい作品を多数制作しているcocotteさん。
今回は淡いブルーやパープルのゆめかわいい色合いで、紫陽花をモチーフにしたメリーゴーランドの作品を制作します。
キラキラと輝く夢のようなアイテムはどのように作られているのか、ぜひ最後まで楽しんで見てください。
型はオリジナルの原型を複製

cocotteさんのメリーゴーランドのレジン部分は、全てオリジナルのシリコンモールドで作っています。
今回のメイキング動画は、オリジナルの原型をもとにシリコンを流して、モールドを作るところから開始。
オリジナルの型を作ってみたいけど難しそうだと思っている人や、型取りに失敗してしまった人はぜひ、cocotteさんの型取りの手順を参考にしてみてください。
きっとキレイなシリコンモールドができるでしょう。
レジンは自然の紫陽花のようなグラデーションに

自然に咲いている紫陽花って、同じ色がまとまっているところもあれば、色がランダムになっているところもありますよね。
そして、紫陽花の花びら自体にもグラデーションがかかっている種類もあります。
今回のメリーゴーランドは、自然の紫陽花のような優しいグラデーションにするため、淡いブルーと淡いパープルに着色したレジンをランダムに流します。
流すだけで自然に色が混ざってグラデーションになっていく様子が、とても美しいのでぜひ注目してみてください。
混ぜずにランダムなグラデーションにする流し方に注目
レジンでグラデーションを作る方法はいろいろありますが、今回はランダムに色を配置して作っています。
一気にレジンを流せないので手間がかかる方法ですが、とても綺麗にほわっとしたグラデーションができるので、ぜひ流し方に注目してみてください。
ドリーミーなカラーにするための2層目

クリアカラーの紫陽花モチーフも素敵ですが、今回のメイキング動画ではドリーミーなカラーにするために、2層目にパステルパープルに着色したレジンを流し込みます。
メリーゴーランドではメインにUVレジンではなく、時間をかけて硬化する2液性レジンを使っているので、層を作るとその分硬化までの時間が倍になってしまいますが、今回は時間をかけて2層目も作成。
結果的にcocotteさんの思ったような仕上がりにはならなかったようですが、よく見るととても素敵なグラデーションになっているので、ぜひ型から外した瞬間に注目してみてください。
試行錯誤して作ったテンプレートで印付け

同じ作品を量産するとき、パーツの位置は同じように正確に付けたいですよね。
やはり、作品ごとに最も美しく見えるパーツを付ける位置のバランスは異なるので、同じ作品なら全て個体差ない仕上がりにしたいところ。
そこでおすすめなのが、自分でオリジナルのテンプレートを作ることです。
cocotteさんは何度も試行錯誤して、ベストな位置を見つけて、個体差なくすべて美しく仕上がるようにオリジナルのテンプレートを用いて印付けを行っています。
テンプレートを作れば、いちいち微調整を行ったり計算したりする必要がないので、効率的でなおかつ高クオリティの仕上がりを保つことができます。
ぜひ、作品を量産する際の参考にしてみてください。
たったひと手間で印象が変わる工夫

今回のメリーゴーランドには、屋根部分に淡いカラーの丸ホログラムを付けて紫陽花を表現しています。
ホログラムだけでもとてもかわいいですが、全く色味が異なる金のブリオンでめしべを再現することで、模様がぐっと引き締まりました。
仮に同じ色味のイエローを使っていたら、もっとほわっとした印象になっていたでしょう。
そしてこのひと手間があるからこそ、作品の高級感やきらめきをより一層高くし、ただドリーミーなだけではない印象に変えることができているのかもしれません。
ハンドメイド作品の制作において、たったひと手間でも工程を増やすこと自体が大変だと感じてしまいます。
しかし、少しでもいい作品を生み出すのであれば、工程を増やすことを避けるのではなく、いろいろな方法や組み合わせを試してベストな作り方を探してみてはいかがでしょうか。
最後まで見れば意外な作り方を知ることができる
紫陽花をモチーフにしたメリーゴーランドのメイキング動画では、ほかではなかなか見られないような意外な作り方も披露しています。
段々と形になっていく様子を見るのも楽しいですが、「そんな方法があったんだ」と、新しい発見もあるので技術面やテクニックにもよく注目してみてください。
さまざまな技術やテクニックを知ることで、きっと作品制作の幅やデザインのアイディアが広がるかもしれません。
ぜひ、最後の最後まで動画を見てみてください。